久慈の砂鉄鍋・・・天ぷら鍋/すき焼き鍋
さらに本格的天ぷら鍋! プロ仕様をご家庭に! |
■砂鉄鉄器のしおりより■ 久慈市 山王堂 |
東北地方、岩手県の県北、久慈地方は砂鉄の産地として、古来有名です。 この砂鉄を原料とした、いわゆる「たたら吹き」による精錬方法で鉄を作ることが、古くからおこなわれ、これを小金(こがね)といって、関東、関西へも移出されておりました。 「正宗の名刀」はこの小金をきたえたものと伝えられ、南部鉄瓶の元祖、慶長年間の南部藩お抱え釜師の名作茶釜など、もちろんこの小金で作られたものであります。 |
文政年間、南部藩営の御手山は久慈地方にあり、当時、たたら式精錬法をもって安い木炭と、低廉な労賃で3千人もの人が、そこで働いていたと記録に残っております。 明治時代、高炉精錬法の時代を経て、昭和初期の砂鉄の大量精錬法が取り入れられました。その結果、回転釜による貧鉱処理法が開発されて砂鉄の工業化が実現したのです。 その製品は粒砂鉄といい、その声価はひろく高まっております。この粒砂鉄を原料として研究・努力を積み重ねた結果、独特の精錬法を発見して製作されたのが久慈砂鉄鉄器であります。 砂鉄鉄器は低燐質で鉄質が固く、きめのこまかいことを特徴としておりますが、これが料理なべに使われると、熱容量がたいへん大きく、電熱係数が程良いことなどの利点が生かされて、料理用なべとして理想的なものと、折紙がつけられるところであります。 宮中のお料理番・大膳職主厨長 秋山徳蔵氏の随想「舌」一節「てんぷらと鍋」のところに、「てんぷらの場合は理想をいえば、南部の砂鉄でつくった鍋で、底は三分あって欲しい。薄い鍋だと火熱がジカにあがるために表面から煙がたつ。そしてこんな油のなかに材料をいれると、上っ焦げがして赤くなるのである。よく、てんぷらの揚げかたの講義に、油から煙が立つのを度合いにして、などと教えるが、あれはまちがいである」 また、東京赤坂・花むら主人で「天ぷらの奥義」の著者 川部米夫氏は「なべに道理あり」のなかで「この南部砂鉄なべのようなのは熱の保有力が強いから熱源のムダがない。それに分厚でありながら油への火熱の通りが早くて底力がある。これは揚げものばかりでなく、料理用なべとしての条件の良くととのった合理的ななべである。」と南部砂鉄なべを高く評価しております。 このような理想的条件をそなえて作られたのが久慈砂鉄鉄器であります。 とくに、てんぷらなべは昭和36年5月20日、宮内庁に献上、御嘉納の栄誉に浴しております。 |
肉厚7~8mmの肉厚鍋です。他に煮物などにお使いいただいてもすばらしい力を発揮します。外側は焼き付け塗装が施され、内側は塗装ではなくピカピカ光るまで丹念に研磨されています。(粒子が細かいので磨くとよく光るのです) |
専門店の天ぷら、揚げ物が美味しい大きな理由のひとつとして、大量の油を使うことにより、素材を入れたときの温度の下がりを少なくして、油の温度を一定に保つていることがあげられます。しかし一般のご家庭では、経済性を考えてそのような量は使えません。しかしこのような肉厚の鉄器は、熱を十分ため込むことができますので、総体的に油の量がいっぱいあるのと同じ状況作りだしているといえます。 |
●No1 ●No2 ●No3 ●No4 ●No5 ●No6 ●No7 ●No8 ●No9 ●砂鉄鍋は電磁調理器で使えますか? そのお答えです。 電磁調理器でのご使用はお薦めできません。 |
砂鉄天ぷら鍋24cm
サイズ:内径/24×深さ7cm 外寸/31×26×H9.5cm 板厚 約7~8mm
砂鉄天ぷら鍋30cm
サイズ:内径/28.5×深さ7cm 外寸/35.5×30.5×H11cm 板厚/約7~8mm |
砂鉄天ぷら鍋40cm 業務用などで大きめのサイズをご希望の方。 天ぷら鍋 サイズ40cmを特注にて承ります。 受注生産ですので、納期は3~4週間ほどかかります。 サイズ: 内径38×深さ8cm 重量:11Kg |
こんな鍋ですき焼きを食べてみたい!! どんなすき焼きができるだろう。 一生もの 否 世代を越えて使える鍋 ■岩鋳すき焼き鍋のページへ ご参考に・・・ご家庭向きの十分性能的に優れ、美しい鍋です。 ●お客様からのお便り |
砂鉄すき焼き鍋28cm サイズ:内径/26.5×深さ5.5cm 外寸/35.5×28.5×H6.4cm 板厚/約7~8mm
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