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盛岡だより 第6回 わんこそば  

岩鋳・南部鉄器
 文 写真  岩鋳・淺沼里沙子
麺どころ盛岡には、名物「盛岡四大麺」として「盛岡冷麺」・「じゃじゃ麺」・「南部はっと鍋」そして「わんこそば」の4種類の麺料理があります。
そのなかでも、盛岡にお越しの際はぜひチャレンジしていただきたいのが、「わんこそば」。

第6回盛岡だよりのテーマは「わんこそば」です。
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お知らせ:このページでは盛岡のおみやげ「わんこそば道場」を展示・販売しております。(最下段にリンクしてございます。)



「わんこそば」とは
お椀に入ったひと口ほどのそばを、お給仕さんとの掛け合いで何杯食べられるかという、一種ゲームのようなそば料理のことです。岩手県の盛岡市と花巻市あたりの郷土そばで、年に2回または3回、食べくらべ大会も催されます。
ルールは、お椀の蓋を開けてスタート。「もう、たくさん。食べられない!」という時はお椀の中のそばを食べきって、蓋を閉めて終わりになります。蓋を閉めないうちは、お給仕さんがじゃんじゃんそばを入れてきます。椀そば10杯くらいで、普通のかけそば1杯の量に相当します。

わんこそばの由来にはいくつかの説があるようですが、
その昔、岩手の県北地方は寒冷地のため、米や麦が育ちにくく、おもにそばなどを代用食としていました。そのため、そばの食べ方もいろいろな工夫がこらされてきました。昔から旧家では、そば振る舞いという習慣があり、給仕が大勢で来客者にどんどん強いて、お替りをすすめたのがはじまりといわれています。当日は、お替りをすすめることが最高のおもてなしであり、そば振る舞いは秋の収穫が終わってからの骨やすめのことでした。
また名称の「わんこ」とは「椀コ」お椀を意味する岩手の方言から来ているようです。
盛岡市出身の平民宰相原敬も「そばはわんこに限る」と言ったといわれております。

わんこそばの起源には2つの説があるようです。それは盛岡説と花巻説です。
上記の説は盛岡説。花巻説は・・・南部家第27世利直公が江戸に上られる途中、花巻に宿をとられ、そこでそばを差し上げたところ、利直公はそのそばをいたくお気に召され、何度もお代わりをされたとのことです。その時に盛ったものが、椀であったことから「わんこそば」と呼ばれるようになったという説です。


毎年盛岡市のわんこそば選手権に出場している、岩鋳の大食い自慢 小川泰輔。
過去3回出場。最高記録は238杯(15分間の時間制限)、準優勝の成績の持ち主です。

たくさん食べるコツはと尋ねてみると、
① そばは噛まずにのみこむ。
② そばつゆはのまない。
③ 水をのまない。
④ 当日の朝食は軽めに。
⑤ 自分のペースを守る。
以上の5か条をあげていました。
「わんこそば」は大食い自慢の競技として有名ですが、そば自体もとても美味しいので女性の方にもぜひ食べてほしいと小川選手より。

さあ、あなたなら、何杯お食べになれますか?
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わんこそば選手権
こんなところでそばを食ったら
そばがのどを通らない!?

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中央 岩鋳 小川氏
がんばれ 小川さん
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奮戦中の様子
掲示板にご注目

盛岡のおみやげコーナー
岩鋳さんでも販売しております人気のお土産品「わんこそば道場」。
こちらのページでお買い求めできます。
■盛岡のおみやげ わんこそば道場のページへ(現在休止しています)

「わんこそば」は食べ方に特長があるわけで、麺自体は特殊な製法で作るわけではなく、特別なものではありません。
ここに展示してございます「わんこそば道場」は”半生”で乾麺にはない風味を味わって頂けます。
また”国産・岩手県産そば粉”を使用してございます。ゆで上がったそばを大きめなザルや皿に盛って頂き、薬味をいろいろ用意して、わんこそば流に”椀”でお召し上がりいただくのも一興です。


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