料理道具とのつきあい方

          

料理道具のお手入れ    


包丁
鋼(はがね)の包丁
ステンレスの包丁
使用後はよく洗い、水気を取ることが大事です。また柄は熱を加えないように。特に和包丁は、抜ける危険があります。切れなくなったら、研ぐこともお忘れなく。

鋼(はがね)の包丁:
使用後は、中性洗剤で洗います。
錆びたときは、大根の切れ端にクレンザーをつけて磨くとよいようです。錆が広がらないうちに実行することです。放っておくとどんどん広がります。湿気のないところへ保存します。長期間使用しないときは、鉱物油のミシン油などを塗って紙に包んで保管します。使用中も途中洗ったりふきんでふいてください。酸、塩分に注意。

正本さんより------------- 
おろしたての1ヶ月はスポンジ又は、柔らかい物にクレンザー等をつけてみがきあげて頂けば、鏡のように美しくなり、さびにくくなります。
ご使用後はよく洗浄の上湯を通し、乾いたふきんでよくふき取って下さい。


ステンレスの包丁:
ステンは錆びないのではなく錆びにくいのです。特に錆びた物と一緒にすると、「もらい錆び」といって、錆が移ってしまいます。使用後は、中性洗剤で洗います。そして水分を拭き取ってください

乾いた包丁は湿気のない場所に保管して下さい。

ご参考に
▼包丁を研いでみよう!

鉄のフライパン
中華鍋

使用後は、熱いうちにさっと湯で洗います。(熱いうちにが大事です)※ササラを使うと大変便利です。後はふきんで水気をぬぐって、火にかけて水分を十分飛ばしておけばよいでしょう。洗剤は原則使わないようにしてください。(なじんだ油が抜けすぎてしまいます。特に汚れがひどいときにはお使いください。その場合は、最後に表面に油を薄く補給してください)
長期間使用しないときは油を塗っておしまい下さい。

注:鉄のフライパン、中華鍋とも最初(使い始め)塗膜を焼き切る空焼きの作業がございます。

▼鉄のフライパンのお手入れ
・亀の子たわし(洗うのには亀の子たわしをお奨めしています)

フッ素樹脂加工
/セラミックのフライパン(ノンスティック)
使用後は、洗剤やスポンジで洗います。
クレンザーや堅めのたわし、スチールたわしは、やめて下さい。表面にキズが付きます。洗った後、水分をよくふき取ってください。

▼ノンスティックフライパンのお手入れ(詳しいご説明)

南部鉄器鉄器
鉄瓶、鍋フライパン等
こちらをご覧下さい。
▼南部鉄器のご使用方法・お手入れ方法


アルミ製品の鍋 調理した後、そのまま入れっぱなしにしないで下さい。味が変わったり、アルミが変色したりすることがあります。
黒ずんできたら、使い残しのトマト、レモン、リンゴの芯をいれた水を煮立てます。
大変きれいになります。

銅製品の鍋 黒ずみは、塩と酢を混ぜふきんに含ませて磨くときれいになります。またレモンの切れ端で部分的にこするのもよいでしょう。後はよくふき取って下さい。

琺瑯、琺瑯鍋 野田琺瑯より----------------
<お手入れについて>
琺瑯は、製造工程上鉄の切り口にあたる端部(フチ部など)に釉薬がかかりにくく、また、製品を焼成する際に一部を吊り具で吊すため、吊り跡や焼成跡が残り、黒い下地が見えることがあります。表面はガラス質ですので、衝撃や落下などがあった場合にも黒い下地や鉄地が露出するこがあります。この部分は、水分や塩分、酸が付着したままですとサビやすくなりますので、ご使用後は洗浄後に水分を拭き取り、乾燥させてください。有害なものが出ることはありませんので、ご安心いただけますが、さらに、食用油を塗っていただきますと、サビ防止になります。

<琺瑯鍋を焦がしてしまったら>
1)焦がした鍋にぬるま湯を入れます。
2)大さじ1の重曹を入れ、かき混ぜます。
3)食用油を少量(1・2滴)加えます。
4)鍋を火にかけ、沸騰したら火をとめます。(この時、重曹+サラダオイルが石鹸の役割をします。)
5)そのまま数時間置き、冷めたら中のものを捨て、スポンジで洗います。

<琺瑯のお取り扱いについて>
・琺瑯はガラス質です。衝撃や落とすなどのショックを与えないでください。
・ストーブ上でのご使用はおやめください。
・空焚きは絶対にしないでください。空焚きをしてしまった時は、水などをかけずに自然に冷めるのを待ってください。
・使用後は、洗い、よく乾燥させてください。
・金属タワシ、磨き粉などのご使用は、表面を傷つけますのでご使用にならないでください。
・表示容量は経済産業省の表示方法により満水容量表示です。煮こぼれしないように、表示容量の7割以下でご使用ください。

ステンレス鍋 <こげてしまった場合>
その鍋でお湯を沸かし、こげをやわらかくしてから、クレンザー(できれば粒子の細かいもの)などで磨いてください。そのは後は水気をよく拭き取り乾燥のさせてください。
重曹を使うのもお奨めです。
・ちのしお重曹

<鍋の内側が虹色になったり、白い斑点ができたりしたら>
○どうしてそうなる?
どちらもステンレスではめずらしくない現象です。体への害はありません。
水道水に含まれている炭酸塩類(カルキ)やうま味成分(マグネシウム、カルシウム、鉄分など)などが、焼け付いたように付着したものといわれており、素材のステンレスから発生したものではありません。発生を防ぐ方法としては、ご使用後すぐにこすり洗いをしていただくことです。

●落とす方法
・酢を入れてこすり、その後食器用洗剤で洗う。
・酢と塩とお湯(別のケトル等で1回煮沸したもの)を混ぜて沸かし、その後食器用洗剤やクレンザーなどで洗う。
・クレンザーに酢を少々混ぜて磨く。
                 宮崎製作所掲載文より抜粋

※酢の代わりに「クエン酸」もお奨めです。刺激臭がないので使いやすいです。
・地の塩社 クエン酸

木製品全般 ▼木製品の使い方・お手入れの仕方・木製品の知識

▼木製品のお取扱い <漆器>

木のまな板 使用前に水で濡らしふきんで、軽く拭き取っておきます。使用後は、熱湯をかけよく洗い、湿気のないところで立てかけ自然乾燥させます。(横に立てかけないで木目を縦にして立てかける)
直射日光にあてることは有効ですが、ゆがんだり、そったりすることがありますので、長時間の放置は控えて下さい。

表面を削るのもよいでしょう。ご家庭でも簡単にできます。
・まな板けずり

竹ざる 手入れは、基本にのっとって洗って干すことです。目につまったカスをたわしやササラ、キッチンブラシなど使い落とすといいでしょう。水切りをしっかりしておけば、よい竹製品でしたら長くもちます。汚れが取れないときは、削り取ることも一考です。
・マーナ・ハンディざる洗い

プラスチック製品 プラスチックは表面が傷つきやすいので、中性洗剤を使い柔らかなスポンジで洗うのがお奨めです。プラスチックは比較的柔らかい素材ですので、クレンザーは避けた方がよいです。

飯台(寿司桶  使い始めは、湯を入れ5分間放置してアクを出してから、洗ってふきあげ、乾燥しておいたものを使う。寿司桶は長期間放っておくと乾燥しすぎてタガが緩み、はずれてしまうことがある。1ヵ月に1回くらい寿司を作るなどして使うようにするとよい。
 寿司桶を使うときに注意したいことは、ぬれ布巾でふいた後使用することである。乾いた状態でご飯に合わせ酢を混ぜると桶にご飯がくっつき、酢がうまくご飯にまわらない。
(開成出版 台所道具と生活より)

耐熱ガラス 洗う場合は、やわらかなスポンジ、そして台所用洗剤をお使いください。研磨剤入りたわし、金属たわし、クレンザー等はキズをつける恐れがありますので、使用しないで下さい。(キズが付くと破損の原因となります。)

注:耐熱ガラスに強い衝撃を与えないようご注意下さい。(耐熱ガラスは強化ガラスではありません)



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