鉄のフライパンのお手入れ

岡山晄生 著 グラフ社 「料理のきほん 食の常識」より
 調理が終わり、料理を器に盛りつけたら、フライパンが完全に冷たくならないうちに、湯をフライパンにかけ流しながら、ささら等でていねいに汚れを落とします。そして弱火で温めるなどして、完全に水分を取ります。心配ならば、ごく薄く油を塗っておけばさびることはありません。たったこれだけなので、毎回きちんとなさってください。
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鉄は、酸素と水分があれば、必ず酸化する、つまりさびるのです。空気中には酸素は必ずありますし、湿度がゼロでない限り水分もあります。ですから裸の鉄を置いたままにしておけば必ずさびます。さびないように使うことが大切なことなのです。鉄は人間の思うとおりにはなりませんから、人間が鉄の性質に合わせる、この姿勢が大切ということです。



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