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森と伝統的集落の旅 その4

富山 岐阜の旅


実はこの絵、行ったこともない飛騨・高山をイメージして、かなり前に描いたものなのです。
お店をだすとき、トップページに入れる予定で描きました。水彩画。   
高山 朝市へ
高山陣屋前広場での朝市風景。
道路に沿って長く続く朝市ではなく、広場での朝市なので、比較的規模は小さい。
野菜、わら細工、漬物、顔のない猿。この猿は、始めて見た。どういう意味があるのか解らない。
(知っている方教えてください)....
私はここで朴葉みそを買った。朝食べてあまりにも美味しかったので。
朴葉みそは、炭火の上で、朴の葉を敷いて、その上に味噌、ネギ、椎茸をおいて混ぜ合わせ、焼きながら食べる。朝なので、お酒とでなく、ごはんにのっけて食べた。お酒にもよくあうと思う。
実際、朴の葉がなくても、フライパンの上でもよいとのことだ。まあ風情はないが。私の買ったみそは、味噌汁にしてもよいということなので、逆に普通の味噌でもできると思う。詳しく聞かなかったので、解らないが、少し砂糖とお酒をいれてもいいかなあと思う。(私の勝手な解釈)私の買った味噌は、朴葉みそと、しっかり書いてあった。農家の手作りだ。
しかしまた朴葉みその写真を、食べるのに夢中で忘れてしまった。今回の旅行では食べるシーンを1枚も撮れなかった。写真家には絶対なれない。
観光客用の人力車。街の中にはかなりの数があった。ただ乗るだけでなく、町をガイドしてくれるようだ。
いよいよ古い町並へ(伝統的建造物郡保存地区)
私は勘違いをしていた。有名な飛騨高山の町並みは、比較的高い山間の街道すじと思っていたのだが、実際は岐阜高山市の街の保存された一画なのだ。おはずかしい。
高山市内の一画には、古い町並がある。私の想像より長く、かなりの規模だ。実際ほとんどが観光客用のおみやげ屋になっている。しかし建物はしっかりとした切り妻の伝統的建築で、しっかりと生活のにおいの感じる建造物だ。屋根に興味があったので、確認してみると金属系の屋根であった。たぶん昔は木の皮でふいたのではないだろうか?
建物の屋根、壁は黒茶系に、また軒先、高さも心地よく統一され、美しいリズムを奏でている。
地酒銘酒がそろう 建物は、ある様式で統一されているが
その様式の枠の中で個性を主張している。
文化、風習、観光的見所、おみやげ。いろいろ描きたいがそれは、専門ページに譲るとして、ちょと町並みについてふれてみたい。
 ヨーロッパは、美しい街が多い。美しさを外に対して訴える習慣がある。スイスアルプスの街の写真を見ると窓、ベランダに花が飾られ、通りがかりの人の目を楽しませてくれる。ヨーロッパでは、そうしたことがいたるところで見られる。また「町並み」は共同体として、地域全体として住民が守り、そして、自分の庭のように愛し、誇りをもって、維持、保護にあたっている。
これは、民主主義先進国また「石の文化」、また大戦で美しい街が廃墟となった歴史などがあるのだろうが、日本とは桁が違う。
 町並みは、ただ建造物の仕様がそろえばよい、、というものではない。ただそろうならば建売団地になってしまうか、安っぽいテーマパークのようになってしまう。たぶん仕様、例えば色、大きさ、様式、素材などに、ある一定の幅と質があり、それが現実の必要性と、住民の節度と意識、そして歴史観などが相まって「美しい町(街)」が出来上がるのではないか。むかしある新聞にのったのだが、おちついた町に、ある企業が目立ちたくて蛍光色を塗った店舗を出して、ひんしゅくを浴び、塗り替えさせられた記事を読んだ。愚の骨頂だ。
 日本にはまだ美しい街(町)、美しい通り、路地裏がある。守っていきたいものだ。いやさらに発展させて、美しい仕様とリズムの織りなす町並み、住民と訪れる人々が愛おしく思う町を再現してみてはどうだろう。きっと商店街ならお客も戻ってくると思う。またそこに住んでみて安らぎと幸福感を与えてくれる住宅地。田園風景と建造物がお互いに共生しあい水墨画のように美しい村。これもいい。
飛騨高山を見てそう思った。
これはなに?雪囲い? 直線の軒先が美しい
この建物は、どこか洋風の
面影がある。
ちょっと中国ぽい?
有料の資料館になっていた。
なにか大正ロマン? この建物はかなりの規模で
なにか重要な指定を受けていた。
宮川朝市。川沿いの道にそって白いテントが並ぶ。川側の反対側は、個性あふれる店舗が連なっている。


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