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能登半島の旅/見附島・禄剛埼灯台

 九十九湾海中公園から海岸沿いに車を進めて、次に向かったのは見附島。小さな島で、その島の風貌から軍艦島とも呼ばれている。大型船の船首がこちらの陸に向かってのりあげてくるように、まるで威嚇するように見える。この島だけが浮かび上がるようにそびえているので、フラットな水面との対比で、どこか異様な姿でもある。またちょっとユーモラスでもある。岩場が島まで続いていて、そこを通り島の真下まで行けそうだ。砂浜の手前は良く整備された緑地になっていて、とっても居心地の良いところだ。
 海岸には「えんむすびーち」なる鐘のオブジェがある。「えんむすびーち」とはこの海岸の呼び名らしい。
私は意味もなく、この鐘を鳴らした。良く響く鐘で、場違いな人が鳴らしてしまったと一寸後悔。
ここは海水浴でもおすすめの場所。
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ちょっとユーモラス?
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小島に向かって岩場が伸びている。
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鳴らすと好きな人と結ばれる?
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伸びやかに広がる海岸線。
 さらに車は海岸線を走り、能登半島の先端、禄剛埼灯台に向かった。灯台までは駐車場から、細いかなりの急斜面の道を登らなければならない。かなり足がつっぱる。しかし翌日筋肉痛をおこさなかったことから、自分もまだすてたものではないと、自らに納得した。
 灯台は白亜の重厚な作りで、どっしりとしたかまえがいい。灯台の周辺は良く整備された芝生が広がり、広々とした公園になっている。ここはなんと言っても岬の下に広がる海原がいい。確かに壮大なロマンを感じさせる。
灯台を説明する立て看板。
禄剛埼灯台と鉄塔。 灯台に至る急斜面の道。
広々とした芝の広場。 拡大
中に入ることはできない。
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千畳敷というの?
 輪島市の中心部より少し東にずれた、大野町というところに宿を求めた。目の前には日本海が広がり、付近には、確認できる限りでは他に宿はない。
 料理の器には本格的な輪島塗が使用されている。私は特に高いというお椀のフタを逆さまにして、おちょこがわりに使わせてもらった。いつか輪島塗をこだわりやさんに展示できたらと、ふと思った。
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宿からの展望

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