なすクラブ
提供 岩鋳 

      

        

ご存じでしたか?
【体の内の鉄分】
赤血球のヘモグロビンや、筋肉のミオグロビンなど、呼吸酸素の成分として、体に欠かせない元素が「鉄」です。ヘモグロビンの鉄は血中の酸素を細胞に取り入れるなど大切な働きをします。また各細胞の中の鉄は、酸素の活性化に関係し、栄養素の燃焼に欠かせません。そんな鉄分が不足すると、貧血気味になり、疲れやすく忘れっぽくなったりします。また乳児の場合、発育が遅れるなどの恐れも出てきます。

【なすの仲間たち】
ナス科の植物には、なす以外にトマトやジャガイモ、ピーマンなどがあります。それぞれ八百屋さんの軒先で並んでいるときは、色も形もずいぶん違い、意外な感じもしますが、そんな彼らにも仲間の印がひとつ。それは皆、同じような花を咲かすということです。小さくてかれんな花は、とてもかわいらしく、ナス科のシンボルといえるかもしれません。また唐ガラシ、ホオズキ、タバコなども同じナス科の植物です。

【なぜぬか漬に鉄を入れるのか?】
昔から、キュウリやなすのぬか漬けには、必ず鉄くぎをいれますね。これは野菜のもつ葉緑素の色調を、鉄のイオンが発色、固定して、いっそう色鮮やかにしてくれるうえ、空気中に出しても変色をおそくする働きがあるからです。しかし毎日手入れをするぬか床ですから鉄くぎなどでは、けがの危険も。そこで安全に、きれいな色に漬けものを仕上げる南部鉄器の製品が考案されました。


ぬか床の作り方
●材料/いりぬか2kg 塩400g 水11カップ 赤とうがらし5~6本 こぶ30cm (あれば)実ざんしょ1/2カップ

1.容器(ぬかを入れたとき、上が1/2ぐらい空く大きさ)にぬかをいれ、赤とうがらし、10cmくらいに切ったこんぶ、実ざんしょを加えます。

2.分量の水と塩を合わせ煮沸して、完全にさましてから、1.のぬかに2/3ほど加えます。

3.容器の底まで手を入れて、よくまぜ、残りの塩水を加えます。

4.キャベツの外葉などくず野菜を入れて、捨て漬けをし、ぬか床をなじませます。

5.ぬかを押してならし、毎日かきまぜ、2日ごとに野菜を入れかえます。これを10日ほど続けてください。

※捨て漬け野菜をとり出すとき、野菜の水けをぬかの上でしぼって、その水をぬか床にまぜると、ぬかが早くなれます。
※近所においしいぬか漬けを作っている人がいたら、少しわけてもらって足しましょう。これもぬか床を早くならすコツです


6.なすは塩少々をすり込んで、6時間~1日漬ければ食べごろです。なお、本漬けに入ったら、野菜の水けをぬかの上でしぼらないように。

ぬか床の手入れのポイント
【ふだんの手入れ】

 ぬか床にたまった水は、毎日ていねいに抜かないとゆるんで、漬けものの味が落ちてきます。一般には清潔なスポンジかふきんに水を吸わせてとりますが、もっと簡単な方法として、ぬか床の中にスポンジを埋めておく手もあります。スポンジが自然に余分な水分を吸ってくれるので、毎日これを絞ればいいわけです。ただしスポンジは最低2つは用意し、交互に洗っていつも清潔なものを使うようにしましょう。

【外出するときなど】

 旅行などで、家をあけるときは、まず、ぬか床をよくまぜ、からし粉と塩をふり、清潔なふきんをぴったりとはりつけます。その上に塩をまんべんなくふり、さらに乾いたふきんでふたをして、ゴムなどでぴっちり縛ります。からしの殺菌力と、微生物の発育を抑える塩の働きを利用して旅行中も安心。またこれは冬の間、ぬか床を長く休ませるときも効果的です。


南部鉄器でおいしい茄子漬を。
 茄子形の鉄器はご家庭で、より楽しくおいしい茄子漬を、手づくりしていただきたいと願いをこめて制作いたしました。自然の妙がつくりだす、美しいむらさき色のおいしい茄子漬が食卓に色を添えます。 又、茄子漬のみならず「黒豆の煮物」「貝の砂だし」「お湯沸かし」等様々な用途にお使いいただけますので、どうぞお試し下さい。

 ご使用後塩分と水の作用で錆びますが、お湯で洗ってふきとっていただくと何度でもご使用できますのでご安心ください。


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