高知・よさこい祭り | 高知・龍河洞 他

高知へ・・・よさこい祭り

 高知龍馬空港という人の名前の付いた飛行場を他に知らない。その飛行場へ向かうジェット機は途中気流の乱れに遭遇し、機体が小さめのせいもあるのか、飛行機は何度も大きく揺れた。高知の天気は「雨」との予想。本日は「よさこい祭り」の見物の予定なのだ。どうか雨に降られないよう祈るのみだ。高知空港に到着後は車で市内のホテルへ向かう。高知へはこれで3度目である。(前に高知の旅行記を書いた。)よさこい祭りは初めてであり、今回は初めて訪れる場所もあり楽しみである。
 
 よさこい祭りの会場は高知城の周辺に複数ある。なにせ相当の参加者数である。(62回 よさこい祭り 206チーム 18,000人 )今日は前夜祭、本番も終わり、最終日の全国大会そして後夜祭である。よさこい祭りの参加について少しだけ調べた。まず音楽だが「よさこい鳴子踊り」のフレーズが含まれていれば、アレンジは自由であるようだ。そして手に鳴子を持つて踊ること。チーム人数については人数の制限(上限)がある。トラック(地方車と呼ばれている)は1台。一見自由であるようだが公平を期すようトラックついては、大きさ、サイズ等細かい規定がある。
 よさこい祭りで一番驚いたことは、音楽を流しながらチームの先頭を走るトラックである。その荷台部分は祭りのための改造がなされ、各チームは、競うように強烈な自己主張をまとった派手な装飾を施している。後部には大きなスピーカを搭載していて、その音量の大きなこと。そこから発せられた、大音響の律動が、観衆の胸部をまるでスピーカーの共鳴空にでもさせるかのように、振動させ、鳴らす。もしかしてロックの実演はこんな状況ではないかと想像してみた。伝統が引き継がれた情緒ある祭りではない。強烈な音、リズム、派手な装飾。踊り、その反復。各チームのはち切れんばかりの笑顔が印象的だ。これはカーニバルだ。音楽に合わせて踊ることは喜びだ。人の根源的な喜びだ。私も想像の世界で一緒に踊った。
 見物中は雨に降られることはなかった。だた引き上げる時は、傘をせっかく用意したのだから、とばかりに、天が気を遣ってくれて、かなり激しく雨を降らせた。

派手で個性的な地方車。チームの先頭をきってゆっくりと走る。206チームということは、その数だけこのトラックがあるということか。
   
   
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大きな旗を振る参加メンバー。
   
これら写真は、有料桟敷席から撮影した。移動が諸事情で難しく、同じ所からしか撮影できず残念。しかし、落ち着いて、安心して祭りを見学できた。
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