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高知市を行く・・・はりまや橋
「土佐の高知の はりまや橋で 坊さんかんざし買うを見た よさこい よさこい」・・・ この歌詞・歌(よさこい節)を知ったのは、ペギー葉山さんの「南国土佐を後にして」を聴いたことによる。この歌は全国で大ヒットした。そして上記の「よさこい節」が挿入歌として、「南国土佐・・」の中に入っていたことで、私が知ったと同じく、よさこい節が全国で知られることとなったようだ。(はりまや橋も同じ) 「坊さんかんざし・・」のこの歌については、色っぽく、からかい半分のどちらかというとユーモラスな歌・歌詞と思っていたが、実は悲恋物語であることを、今回の旅行で知った。 江戸末期、竹林寺の僧・純信といかけ屋・お馬は恋仲となる。歌にある「坊さんかんざし・・・」は、はりまや橋のそばのお店で、純信がお馬のためにかんざしを買い求めたという内容だ。それが話題となり、よさこい節で歌われ(その時の歌が、本歌となっている。現在のものとは少し違う)、好奇の目にさらされる。2人はいたたまれなくなり、駆け落ちしたが捕らえられてしまう。(実際かんざしを買ったのは違う坊さんらしい。そのことははりまや橋の地下道の展示場のパネルに書かれている)その後、2人はさらし者にされたのち、純信は国外へ、お馬は仁淀川以西に追放される。はりまや橋が有名になったのは、このような物語が込められているからだ。 はりまや橋は、高知城の堀に架かっていた。橋により堀で隔てられていた商家の播磨屋と櫃屋は、橋により往来できるようになった。橋の名前はこの商家より来ている。現在、堀は埋められてしまって、人工の川が流れている。橋が小さく、ビルに囲まれていること、そして橋の下は人工の池。期待を込めて、この橋を見に来た人が、がっかりすることから、がっかり橋とも呼ばれている。(地元の方に聞いた)しかしこの悲恋話を聞くと橋もまた違って見え、興味をそそる。 橋の下は地下道になっていて、そこでいろいろな展示がなされている。また地下道を通り抜けて、反対側へでると、もう一つのはりまや橋がある。これもまさしくがっかり橋だが、明治の風情を色濃く残していて、一見の価値がある。 |
拡大 からくり時計 はりまや橋の道路を挟んで反対側にある。 音楽にあわせてからくり人形などが 現れるらしい。メニューは高知城、 坂本龍馬像、はりまや橋、よさこい踊り。 |
拡大 コンクリートではない。木製。 |
拡大 小さな橋なのだ。 |
橋の朱色と柳がよく似合う。 |
拡大 純信・お馬像。 |
拡大 左画像の説明の石碑。 |
拡大 橋の下は人工の川になっている。 |
はりまや橋付近。 |
橋の下は地下道件展示室になっている。 | 地下道を抜けると道路の反対側に出る。 |
地下道の側面に飾られている 絵巻?のパネル。 |
拡大 はりまや橋旧欄干。 |
拡大 もう一つのはりまや橋。 |
拡大 この橋は明治時代のもの。 |
拡大 なんと木製のアーケード街。 木製を見るのは始めて。はりまや橋の すぐ近くにある。 |
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拡大 地元の野菜・くだもの。 すだち、ライムなど柑橘系が多い。 |
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