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盛岡そして宮沢賢治 1 (盛岡市)
制作協力: ▼壱鋳堂 |
盛岡市は岩手県のほぼ中央にあって、岩手県の県庁所在地である。人口は約30万人。歴史的建造物、神社仏閣等を多く有し、みちのくの小京都と呼ばれる。その盛岡は、今から約400年前、南部氏が盛岡城を築城し、城下町として発展したのが、現在の盛岡の始まりとされている。今回、盛岡を訪れたのは、弊社で展示している南部鉄器。その取材のためである。全く観光は念頭にない。しかし、歴史ある美しい町、とても残念であるのだが、今回の短い訪問で、ちょっと楽しい副産物が生まれた。それは、「宮沢賢治」である。盛岡の地に触発され、東京に帰ってから、宮沢賢治の著名な童話をひもといた。興味はさらに膨らみ童話から、伝記、評論へとおよんだ。 盛岡駅に着いたのは、夜遅くなってからだ。東北の他県での仕事をかたづけ、仙台に入って、そこで夕食をすませた。そして新幹線にのって、盛岡へ向かった。今晩の宿は、盛岡駅から歩いて10分ほどのところである。着いてから夜の町を1時間ほど散策した。明日は、朝、南部鉄器の壱鋳堂さんが迎えに来てくれることになっている。 |
拡大 盛岡駅 |
盛岡駅 ロータリー |
拡大 盛岡駅前 |
拡大 盛岡駅前を上から見ると 「ガンバロウ 岩手」の花壇に になっているのが分かる。 |
壱鋳堂さんは、大変若いメーカーさんである。創立2周年を迎えたばかりである。自由な発想を駆使したデザインと南部鉄器の伝統を融合した独自な世界を構築するメーカーさんである。この度、新しい事務所がオープンした。事務所は新しくできたマンションの1階にある。事務所の入り口の脇には、シルバー色の艶を抑えた看板が取り付けられている。玄関の踊り場から部屋に入ると特注の豪華な展示棚が迎えてくれる。そこに色とりどりの製品がレイアウトされている。午前中いっぱい、社長とデザイナーさんのお話を伺う。内容に関しては、壱鋳堂さんのTOPページに逐次反映させていく予定である。 |
拡大 壱鋳堂さん |
拡大 壱鋳堂さんのおしゃれな 展示棚。 |
デザイナーさん ろくろを使っている。 |
原型の模型を作っている。 |
昼に取材が終わり、盛岡市街にでる。今回は観光ではないし、またその時間もないので、車窓からの景色、一部、車を降りての撮影で、車を降りて散策したのは、材木町のみである。昼食は、事務所から少し離れた、盛岡冷麺のお店でとった。この盛岡冷麺すこぶる旨い。麺はコシ、弾力があるが、あごが疲れるようなことはない。ほどよい。(そば粉は入っていないそうだ)そして特筆すべきはスープだ。牛骨からとったスープと聞く。薄味で、あっさりとして奥行きがある。ほんのりとした甘みがある。それが、とてもほどよいのだ。これは予想以上にはるかに旨い。 そして石焼きビビンバ。実は石焼きは初めて。お焦げが香ばしくて旨い。盛岡の麺というとじゃじゃ麺がある。これも大変お奨めらしい。麺を食べ終わると、卵を割り、茹で汁を注いでスープにして(チータンタン)食す。2種類の味が楽しめるようだ。後、岩手には有名なわんこそばがある。この麺の3種が盛岡三大麺と言われる。 |
盛岡市アイスアリーナ | 盛岡市立総合プール |
岩手めんこいテレビ(フジテレビ系列局) | 拡大 岩手県立美術館と盛岡市中央公園 |
拡大 盛岡冷麺。スイカがない時は 梨を使う。 |
石焼きビビンバ。 |
遠くに雪を頂いた岩手山が町を走っていて目に入る。威風堂々とした立派な山だ。片側の山の斜面が、長く、美しいなだらかなスロープを描いている。どこか富士山のようだ。(「南部富士」と呼ばれていると教えてもらった。)岩手山は岩手最高峰の2038mである。撮影は北上川の橋の上で行った。見事な撮影スポットである。 |
拡大 岩手山と北上川。 |
拡大 岩手山と北上川。 最も美しいロケーション。 |
盛岡市街 | 盛岡駅前 |
盛岡市内を流れる北上川の川岸に立った。今は晴れているが、前に雨でも降ったのだろうか。水量が大変豊富である。両岸は綺麗に整備され、遊歩道になっていた。 北上川は東北最大の河川である。 |
拡大 北上川 |
拡大 北上川と遊歩道。 |
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