うすはりグラスをより知っていただくために


●特徴

はり(玻璃)とはガラスを意味します。
「うすはり」と呼ばれるこのグラスは電球の球を吹いていた技術を受け継ぎ、一つひとつ職人によって手吹きで作られるグラスです。
また、加工工程でも手の加減、火の加減を目で確認する、人の勘や感覚を経て生まれるグラスで機械では作ることのできない繊細さが特徴です。

見た目は平凡なグラスですが、実際使ってみると口当たりが薄く、繊細でより飲み物の味わいを引き出し、氷を入れた時の音、手に触れる感触が違います。
器が軽いため「まるでグラスが消えたような持ち心地。」「このグラスで飲むと美味しい。」という声をお客様から頂きます。

松徳硝子では、環境面への配慮から、うすはりの原材料として、無鉛クリスタルガラスを採用しています。また、ガラスの主成分は、珪砂と呼ばれる砂となりますが、松徳硝子では全てのガラス品目において、珪砂の中でも、極めて純度と透明度が高いことから、光学レンズ、液晶ガラス等で用いられている「ハイシリカ」という、珪石粉砕・精製加工した高純度材料を採用しています。うすはりのあの透明度は、職人の技術はもちろん、原材料への徹底したこだわりからも生まれているのです。

●扱い
よく頂く質問に「うすくてすぐ割れませんか?」というのがあります。
すぐにパリパリ割れるようなことはございません。扱いは一般ガラス器と同様です。特に内側を洗ったり、拭く際ひねり洗いをするとガラスに負担がかかるので扱いに充分ご注意ください。うすはりを洗う際には柄付のスポンジ等をお使い頂き、自然乾燥をお勧めいたします。また、お子様があまり薄い為思わず噛んでしまうことがございます。内側からの無理な力にガラスは弱く、割れると危険ですので、小さいお子様のご使用にはご注意ください。
扱いがこわいとおっしゃるお客様には、単なる実用性だけではなく緊張感のある器の心地よさをこわがらずに一度試して頂ければと思っております。

●伝統
 電球の球を吹いていた伝統的な技法から生まれました。海外の方から「どこで作られたものか?」と聞かれるることが多いので、これは、東京都で作られているもので、東京都から「江戸硝子」として伝統工芸品の認定を受けていることをPRしています。松徳硝子の製品はMade in Tokyoのグラスです

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