伝統的鉄のフライパン エスエス厚底・鉄のフライパン
業務用の鉄フライパンである。このフライパン、鉄のフライパンの最もオーソドックスで伝統的な形状を踏襲しているように思う。柄は同質の鉄で、平鉄を加工したもの。頑丈で、バランスがよく、プロ用というイメージが浮かんでくる。 板厚は底で2.3mm。かなり厚い部類である。ただ全体がこの厚みだと重くなるので、側面を薄くしている。(絞り加工による成型 実用新案申請中)但し、強度を考えて、縁部分は厚くなっている。実に細やかな配慮である。(コックさんの意見を基にうまれた)しかし、軽いとは、思わない方がよい。アルミ素材のフッ素ーコート仕上げと比べると、間違いなく重い。
鉄のフライパンは強靱である。ごしごし洗える。少々のことでは、壊れない。誤って空焼きしても致命傷には至らない。ひどいこびりつきを起こしても、サビさせても、もとに復元できる。 このフライパンで注意すべき点は、使い始めの空焼きである。錆止めの塗膜を焼き切って、洗い、油ならしをする必要がある。これはIHではできない。ガスコンロが必要である。しかし使い始めの空焼きは、鉄のフライパンに愛着を感じるようになる第一歩のような気がする。 |
空焼き(使い始め)とは、錆止めの塗装を焼くことです。まず鍋をガスコンロにかけ、強火で空焼きをして下さい。 塗膜が焼けてくると煙が出始め中央部より少しずつこげ茶色に変色してきます。さらに焼け続けますと、こげ茶色から青黒く又は青白く変色してきます(その際ツヤが無くなってきます。)フチの方まで変色するように鍋を動かしながら焼き続けて下さい。煙が出なくなり、フチの方まで青黒く又は青白くなり、ツヤが無くなりましたら空焼き終了です。 次に、鍋がさめましたらクレンザーを使い、スチールタワシで焼いた被膜を取って水洗いしてからお使い下さい。 空焼き時間は商品のサイズ、ガスコンロの機種等により多少異なりますが、約10分前後です。その際ハンドルが熱くなりますのでタオルもしくはキッチン手袋で手を保護して空焼きを行って下さい。仮に焼き残りがあっても人体には無害です。安心してご使用下さい。鉄鍋は最初が肝心です。この一連の空焼き作業を行って頂きますともう万全です。さあ、おいしい料理をお作り下さい。 ▼IHでは使い始めの「空焼き」ができません。 |
最初鉄のフライパンを加熱、十分熱を行き渡らせます。その後、油を注ぎます。表面の無数にある微少の鉄穴に油がしみ、油が全体によく馴染できます。最初、フライパンを十分に加熱することで、鉄に均一に熱が溜め込まれ、こびり付きを防いでくれます。十分な加熱は、鉄のフライパンの調理において、とても大事です。洗うときは、少し熱いうちにさっと湯で洗います。(やけどに注意)これらを繰り返すうちに次第に油がなじんできます。中性洗剤は原則使わないで下さい。中性洗剤はせっかく馴染んだ油分を奪ってしまいます。汚れ、匂い等がひどい時は中性洗剤をお使いいただいて結構です。この際は、油ならしをかならず行って下さい。 ご注意:最初の加熱が重要だからといって、煙がもくもく出るまで熱して油を注ぐ方がいらっしやいますが、これは加熱し過ぎです。火が入ることがあり危険ですし、油が急激に酸化してしまいます。お止めください。 IH(電磁調理器)では使い始めの空焼きはできません。ガスコンロで行って下さい。使い始めの空焼きができましたら、IH(電磁調理)でご使用頂けます。ただし急加熱は(フライパンに強い負荷がかかりますので)避けて、中以下で加熱して下さい。 |
拡大 | 真上より撮影 |
ハンドルかしめ部分 | ハンドルかしめ部分 |
真横より「撮影 | 底部 |
SS 厚底パンの刻印 | 縁部の肉厚 |
エスエス厚底 鉄のフライパン22cm 内径:220mm 全長:427mm 深さ:43mm 底径:164mm 肉厚:2.3mm(底部) 重量:810g 生産国:日本(島本製作所) |
エスエス厚底 鉄のフライパン24cm 内径:240mm 全長:464mm 深さ:46mm 底径:181mm 肉厚:2.3mm(底部) 重量:970g 生産国:日本(島本製作所) |
エスエス厚底 鉄のフライパン26cm 内径:260mm 全長:500mm 深さ:49mm 底径:195mm 肉厚:2.3mm(底部) 重量:1120g 生産国:日本(島本製作所) |
エスエス厚底 鉄のフライパン28cm 内径:280mm 全長:552mm 深さ:52mm 底径:208mm 肉厚:2.3mm(底部) 重量:1320g 生産国:日本(島本製作所) |
エスエス厚底 鉄のフライパン「26cm」、「28cm」に使用できる蓋が展示してございます。▼極・ステンレスカバー |