文化鍋/亀印
昭和30年代はみなよくごはんを食べた。おかずが今と違い質素だったから、ごはんで腹をみたした。昭和30年代も、特に後半に入ると、高度経済成長の波にのり、日本は大きく成長していく。洋風化が顕著に進み、料理も洋風化していく。おかずの品数が増え、冷凍技術の進歩と相まって、食生活も豊かになる。その頃になると、ごはんは前ほど食べられなくなってしまう。そして昭和30年ごろに発売された電気釜の普及も大きく進み、文化鍋の地位は徐々に奪われていった。そして現在、電子炊飯器全盛の時代となった。 しかし最近大きな変化が生まれている。お米の品質にこだわるようになり 美味しさで右に出るものがない羽釜、文化鍋はまぎれもなく、その羽釜の伝統を受け継いだものだ。肉厚のアルミ。熱伝導に優れる。熱がまんべんなく全面に渡る。熱のあたりがやわらかい。保温性がいい。そして現在でも注目を集めているウォーターシール効果により、旨みや栄養素を閉じこめる。またさらにその効果で、吹きこぼれが大変少ない。縁が立ち上がっているので安全だ。手入れも簡単。気軽に使えて、すべてにバランスのいい鍋だ。煮込み、煮物、カレーなどにも活躍してくれる。特長を列記していくにつけ、文化鍋はもしかして、現代的鍋と呼んでよいのではないかと思えてくる。 今、ごはん釜の人気は、お米を美味しく炊こうという思いと同時に、私たち自らの感覚を使って、炊くこと自体を楽しもうということからもきているように思う。火加減の調整を自分で行う。少し前まではあたりまえのことだった。 |
ふきこぼれ防止と同時に、うすい水の膜ができる現象 これにより栄養素の酸化による損失が少なく、他の調理道具に比べて理想的なお料理ができます。 |
ピッタリと気持ちよく合わさっている本体とフタ。ウォーターシール 効果を発揮します。 |
フタの形状。 | 本体のフタののる部分。 |
安定感のある鍋。 | 持ち手 | 底部 |
(製品に添付のしおりより) 火加減は最初強火で 沸騰してきたら、弱火にして15分。消す前にもう5秒だけ強火にしてから火を止め、さらに12~13分蒸らしてください。 |
●お客様からのお便り |
文化鍋 材質:アルミニウム鋳物 底厚:3mm 文化鍋16cm 直径:16cm 炊量:約0.3Kg(約2.5合) 文化鍋18cm 直径:18cm 炊量:約0.5Kg(約3.5合) 文化鍋20cm 直径:20cm 炊量:約0.7Kg(約5合) 文化鍋22cm 直径:22cm 炊量:約0.9Kg(約6.5合) 文化鍋24cm 直径:24cm 炊量:約1.2Kg(約8.5合) 文化鍋26cm 直径:26cm 炊量:約1.6Kg(約1.1升) |
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