水道水・おいしい水
水道水って安全なの?おいしい水って? 今水への関心が高まっています。ペットボトル入りのミネラルウオーターなどがこんなに飲まれるなんて私の子供の頃には想像できませんでした。また浄水器がいま大変売れているようです。そういう現状の中どう水とつき合えばいいのでしょうか。 |
日本実業社発行 左巻健男 稲山ますみ 著 「科学的に正しい料理のコツ」より |
水道水は、地域によって原水や処理方法が違うため、住んでいる場所によっては、おいしくない、とくに夏場に異臭を感じるといった不満があります。また水道水全般にトリハロメタンが含まれているなどの不安もあります。 (※トリハロメタン=発がん性物質。浄水場で塩素処理のときに発生。塩素と水中のゴミ、有機物などと結びついて発生する。) またトリハロメタンをはじめ、農薬などのさまざまな有害物質が微量とはいえ、入り込んでいます。 <これらのことをどう考えればいいのでしょう。> 水道水にはこの程度までは安全という規制値が設けられ、また実際の含まれている量は規制値よりずっと少ないのです。またトリハロメタンの危険性にしても、現在の濃度でしたら一生の間に飛行機に1回乗る程度で、その程度としておそれるべきで、必要以上に恐れることはないのです。また水道水はミネラルウオーターなど他の水と比べて厳格な水質基準に適合して供給されている水です。 <でも水道水はおいしくない もっとおいしく安全に飲みたい!> ・飲む水はお茶にする。 ・沸騰させてから冷やしたものを飲む (10分以上沸騰させるとトリハロメタンが分解する) (やかんの蓋を取って沸騰させると塩素臭が抜けやすくなる) ・浄水器を使う (弊社より LGAなどのしっかりした機関の基準に適合したものをお選びください) ・朝一番の水はさける (1分ぐらい流してから使う) <おいしい水って?> ・冷えている水 (水道水でも冷えているとおいしい) ・適度なミネラルを含む (カルシウム ナトリウム カリウム マグネシウムなど) (弊社より 水道水にもほとんど同じ量のミネラルが含まれているそうです。浄水器にはミネラル分も取り除いてしまうものもあります。) ・においや味など余分なものが入っていない。 (きれいな水はそれだけ消毒に使う塩素の量が少ないので味がいい) しかし見た目にはきれいでおいしくても、細菌に汚染されていることがありますので、検査されている水をお飲みください。 |