ペットボトル飲料水 「安全と限らず」 世界自然保護基金

市販のミネラルウォーターを飲む人が大変増えていますが、ミネラルウォーターの安全性に疑問が投げかけた記事がございましたので、ご紹介致します。
日本経済新聞 2001年 5月4日(金)より
[ジュネーブ3日=清水真人]国際的な環境保護団体である世界自然保護基金(WWF)は三日、ミネラルウォーターなどペットボトル入りの飲料水が水道水に比べ安全で健康によいとは限らないと警告する報告書を発表した。身近な川などの環境保護を通じ、良質な水道水の確保を重視すべきだと訴えた。
 WWFによると、ペットボトル入り飲料水は世界で年間八百九十億リットルも消費され市場規模は年間二百二十億ドル(約二兆七千億円)に急成長した。ただ、価格が水道水の「五百倍から千倍」の高額であるうえ、特に欧米では「ボトル飲料水業者に課す規制より、水道水への規制の方が厳しいのが実態」とし、安全性にも疑問を投げかけた。味に関しても多くの場合は「ミネラル含有量もごくわずかで、水道水と大きな差はない」としている。
 報告書は「すべての人に公平な価格で良質な飲料水を供給する」手立てとして水道水を改めて評価し、ボトル入り飲料水ばかり依存せず、自然の川などの環境を守り、水道水の品質向上に努めるよう求めている。

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