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焼酎の国 宮崎・・・櫻の郷醸造


今日は予想通りのあいにくの雨。車は市内のフェニックス並木を通りをぬけ、針葉樹、とくに杉が深く生い茂る山間部を走った。最初に向かう先は那珂郡北郷町「櫻の郷醸造」。ご存じ南九州は焼酎の産地だ。「血液サラサラ効果」「体のアルコールが抜けやすい」など話題になり近年大幅に売り上げを伸ばしている。また素材の味を生かした本格的焼酎ということで、特に芋焼酎などは原料の芋が間に合わない程生産が増えていると聞く。

製造工程の概略

焼酎の製造工程は大別すると「麹工程」「原料仕込み工程」「蒸留その後」の3つにわけることができます。その概略をご紹介します。

1.麹行程
麹造り「蒸した米あるいは、麦に種麹菌を育成させ、麹棚で1日おく」→一次仕込み「麹に水と酵母を加え、発酵させてもろみをつくる」これを一般に酒母とよんでいます。

2.原料仕込み工程
二次仕込み「一次仕込みでできたもろみに主原料(芋、麦、米など)を加えて発酵させる」

3.蒸留
蒸留「二次仕込みで発酵させたもろみを加熱し、その蒸気を冷やして集める。これが焼酎となる」→貯蔵・熟成「タンク(甕)等で3年以上貯蔵・熟成させる」
                                    櫻の郷醸造 焼酎道場より

焼酎道場

櫻の郷醸造さんでは伝統的な技術を継承、公開すべく「焼酎道場」なる木造の酒蔵を設けている。
それは焼酎造りに携わる方が、昔ながらの焼酎造りのワザを体験し、それを基礎にして機械化された工場の中でも活用してもらうためだそうだ。機械化は昔ながらの伝統や技術の多くの部分をブラックボックス化してしまう。しかしブラックボックス化されたその内部を意識することで大きな意識の向上となる。日本の焼酎文化、技術を末永く継承していってもらいたい。

焼酎道場は公開されているので、焼酎造りの工程を私たちも見学できる。また試飲コーナーもある。

工場内部

広報の方が工場内部を説明して下さったのだが、どの装置がどの役割を担っているのか(下記写真)、整理できなかった。ごめんなさい。
櫻の郷醸造さんでは20年前から大型甕による長期保存を行い、出荷する取り組みを行っている。その大きな甕と数は見ていて圧倒される。何か幻想的ですらある。

下記写真は工場の内部。
すごい数の大型甕

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