ナノセラ・Sタイプとナノセラ・ジルコニアコートの比較
ナノセラSタイプ・ウルトラセラミック | ジルコニアコート(Ⅱ) |
「ナノセラSタイプ・ウルトラセラミック」と「ジルコニアコート」はどちらもナノセラミック・コーティングでIH対応です。どこが違うのでしょう?リバーライト・宇都宮工場長に伺いました。 |
<内面コーティング> Sタイプ、ジルコニアコート 基本的な性能はおなじです。 Sタイプ、ジルコニアコートのどちらもナノセラミック・コーティングのもつ遠赤外線効果によって、フライパンの内面温度上昇が速く、材料内部に素早く熱が通ります。とくにフッ素樹脂コーティングと比較するとちがいは顕著です。 中火~弱火で省エネクッキングしながら美味しい料理が出来る、今もっとも優れたコーティングです。こびりつきにくさを発揮し、快適に調理できます。酸味、アルカリなど調味料、材料に影響をうけず、匂い移りもほとんどなく、後片づけが簡単です。 <材質と構造> 両者のちがいを決定する最大の要因は、材質と構造です。熱伝導特性にそれぞれの持ち味が出ます。 Sタイプは鍋全体がおなじ板厚のステンレス+アルミ板の二~三層鋼を採用しました。底厚(板厚)は約2.3~2.5mmです。 Sタイプは、フライパン調理に不可欠の均一な温度の広がりと、十分な熱保有力を得ながら、ジルコニアよりも予熱時間が短く、火加減の調節に対する反応が素早いフライパンです。常に手際よくスピーディな調理を好むお客様にはこの特性が向いています。 ジルコニアコートは底面だけを分厚く、フチを底面から上に向かってできるだけ薄くしたアルミダイキャストで底厚は約5mmです。 ジルコニアはゆっくりとあったまり、加熱ムラが少なく、熱保有力が十分にありますから、材料を入れた時に内面温度が下がりにくい特性があります。調理に必要な熱量が十分に、しかもジワッとマイルドに伝わりますから、料理が焦付きにくく、たいへん美味しく仕上がります。 <重さ> サイズによって多少のちがいはありますが、それほどの大差はありません。 <外観> Sタイプは、なんといってもステンレスの輝きとスマートなデザインが高い評価です。 金属のハンドルは手が熱いのでは?というご質問をいただきますが、通常の調理では全く心配ありません。長時間煮物をする、揚げ物をする時は注意して下さい。 ジルコニアコートはやや太めのベークライト樹脂のハンドルです。 ジルコニアは鋳物構造によりハンドルの取り付けリベットがなく、内面全体がつるっとして凸凹がありません。洗いやすいと好評です。外観が黒く、汚れが目立ちにくいというご意見もあります。(しかし、どんな道具も毎回きれいに洗う、本当はこれが基本です) |