子育てと料理・・・インスタント時代への反省


モノがあふれる豊かな時代に育った人達が母親となり、子育てに
時間と手間を取られ、いらいらしているようです。テレビや雑誌の
コマーシャルで、手を抜くこと、便利なこと、すべてをインスタントに
することが合理的であり、良いことだと吹き込まれ、ゆっくりと時間と手間を
かけねばならない育児に対して、気づかぬうちに拒否反応を起こして
いるのかもしれません。
「おふくろの味」がなつかしいのは、母親が自分のために手間ひまかけ、
心をこめてつくってくれた慈愛へのなつかしさなのです。
食欲のないとき、塩味をきかせてこぶりに握ってくれたおむすびに
こめられた母の愛です。豊かになりすぎ、便利になりすぎたために
失ってしまったほんとうの愛。人間性あふれた心の豊かな愛の姿を、
この辺で取り戻そうではありませんか。

       

その大きな愛に感謝を捧げます。

▲リバーライト・鉄のフライパン