子育てと料理・・・インスタント時代への反省
モノがあふれる豊かな時代に育った人達が母親となり、子育てに 時間と手間を取られ、いらいらしているようです。テレビや雑誌の コマーシャルで、手を抜くこと、便利なこと、すべてをインスタントに することが合理的であり、良いことだと吹き込まれ、ゆっくりと時間と手間を かけねばならない育児に対して、気づかぬうちに拒否反応を起こして いるのかもしれません。 「おふくろの味」がなつかしいのは、母親が自分のために手間ひまかけ、 心をこめてつくってくれた慈愛へのなつかしさなのです。 食欲のないとき、塩味をきかせてこぶりに握ってくれたおむすびに こめられた母の愛です。豊かになりすぎ、便利になりすぎたために 失ってしまったほんとうの愛。人間性あふれた心の豊かな愛の姿を、 この辺で取り戻そうではありませんか。 母 その大きな愛に感謝を捧げます。 |