御釜屋 小泉仁左衛門 「梟(ふくろう) 卓鈴」
南部釜創作者/初代仁左衛門 南部鉄瓶発明者/三代仁左衛門 南部藩御用釜師 |
創業 万治2年 1659年 「御釜屋」 釜師 小泉仁左衛門
小泉家の歴史は南部鉄器の歴史と言われるほど、小泉家は南部鉄器を語るうえで大きな存在である。仁左衛門は明治以降も継承され、現在で十代目。「仁左エ門釜」として高く評価されている。御釜屋は屋号。南部藩唯一の釜師として藩御用の釜、鉄瓶のすべてを創作。世間から御釜屋と呼ばれた。 |
製品に同梱のテキストより |
著名入り桐箱 |
<小泉家の歴史> 28代南部藩主重直公が、1659年(万治2年)京都より釜師 小泉五郎七清行(初代小泉仁左衛門)を召し抱え「茶の湯釜」を作らせた。これが南部鉄器の起源とされる。 3代小泉仁左衛門清尊は、茶の湯釜全体の寸法を土瓶の大きさにして、ツルと注ぎ口をつけたものを試作。藩主利雄(としかつ)はたいそうお気に召し、重臣や諸侯の進物等にした。これが「鉄瓶」の始まりである。 明治41年、皇太子(後の大正天皇)の視察先に選ばれ、8代小泉仁左衛門清信が茶の湯釜を制作し、説明にあたった。そのニュースは全国をかけめぐり、南部鉄器は全国に広まった。確固としたブランドへと成長していく。 主な受賞歴------------ 明治10年、第1回内国勧業博覧会において花紋章を受賞。 その後、帝展等各種の展覧会で入賞、入選八十余回。 1930年リエージュ万博 グランプリ大賞を受賞。 1956年ブリュッセル万博 グランプリ大賞を受賞。 ・明治36年以降、皇室、宮家のお買いあげ、献上は三十数回におよんでいる。 <仁左衛門釜の特色> 伝統に裏打ちされた形状・肌合いは、独特の品格、雰囲気を持ち、侘び・寂び・幽玄の心を基本に、その時代の感覚を加味した作品を創作、製作している。 御釜屋 「釜師 小泉家の歴史」 堀江 皓著 「南部鉄器」 理工学社発行 参照 |
梟(ふくろう) 卓鈴 小泉仁左衛門作 10代仁左衛門作 抽象化、単純化がよりふくろうという存在を際だたせています。そして深い色合い、肌合いの妙に魅せられます。さらにはどっしりとした質感。南部鉄器の特筆すべき魅力をいっぱいに引き出しています。インテリアというより「芸術作品」という印象を強くうけます。厳粛な気持ちにさせてくれる深い味わいのオブジェです。 卓鈴ということで、振り鈴になっていて、よく響きます。南部鉄器特有の澄んだ音色です。 著名入り桐箱 サイズ:6.3×6.0×高さ14.0cm 重量:495g |