無水鍋 ムスイナベ | 釜炊き鍋 ごはん道楽 |
無水鍋 ムスイナベ
無水鍋・・・機能美あふれる質実剛健な万能鍋 無水鍋は昭和30年頃誕生した。昭和30年というと、米が大豊作となって、米不足時代が終わり、食生活がかなり改善されてきた。とはいえ、まだ豊かとは言えなかった。栄養のバランスには多くの問題があった。しかしこの頃を境として、日本の食生活が変わっていく。副食の比率が増え、徐々に家庭の中に洋食が取り入れられていくのだ。 |
当時、鍋というと、たぶん薄手の黄金色がかったアルマイトの鍋が圧倒的に多かったと想像する。そこに登場したのが無水鍋だ。肉厚のアルミ鋳鉄で、密閉性がよく、オーブンのような役目も果たした。そしてフタと本体の合わせ目の取り合いが、きれいに密着していることで、無水調理(食品の持つ水分及び少ない水分で調理できる。栄養分の損失が少ない)ができる。そして多目的鍋。食生活が多様化するなか、無水鍋は渡りに船だったのだろう。当時は大ヒットとなり、後もロングセラー商品となって、現在に至っている。 |
弊社のスタッフの家にも、この無水鍋がある。もう使い始めて30年以上になる。(無水鍋は誕生して50年が過ぎている)基本的に現在のものと、仕様は同じだが、スタッフの鍋の取っ手には樹脂が取り付けられている。今は、取っ手の樹脂部は破損してしまっているが、鍋としての機能は十分果たしている。フタもフライパン(フタはフライパンとして使える)として使っている。スタッフの母親のものだが、まったく手放す気はなく、これからも使い続けていくだろう。世代を超えて使える鍋なのだ。 | |
30年使い続けている無水鍋。 取っ手の樹脂は傷んだが、 まだ現役で活躍中。 弊社スタッフより |
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現代の無水鍋は、基本的にほぼ当時のままだ。アルミ鋳鉄(高純度のアルミを使用)の一体型鍋で、まったく装飾らしきものはなく、極めてシンプルだ。取っ手部は調理で熱くなるので、鍋つかみが必須だが、その代わり、ガタがきたり、破損しにくく、より強靱だ。機能性がそのまま形になったような鍋だ。(グッドデザイン賞を受賞している)フタはもちろんフライパンになる。アルミは鉄のように蓄熱性は高くないが、肉厚アルミなので熱の保持力も高く、熱を均一に行き渡らせ、煮込み料理にも適し、またオーブンのような役目も担う。 無水鍋の優れた性能、多機能性、強靱性は時代を超えて評価されている。そして50年前と基本的にほとんど変わっていないそのデザイン・・・装飾を剥ぎ取った機能美のフォルムは、新鮮な現代性を今に宿し、また斬新ですらある。 |
■無水鍋の特長を整理して ・無水調理が可能 乾燥物以外は水を加えず、食材自体に含まれている水分だけで、食材の旨味を生かした美味しい料理ができます。 無水調理(ウォーターシール)加熱した蒸気により、鍋本体とフタの隙間に水の膜ができて、中が密閉状態になります。そのため少ない水で調理できます。(野菜など自らのもっている水分を有効に活用できます)ビタミン、ミネラルの損失、うま味成分の損失が少なく、健康的です。 中の気圧が一定となることと、熱が鍋全体に一定にかかるので、中火、弱火で十分調理ができます。 栄養の流失を少なくした調理 余分な水を加えず、加熱時間を短かくできるので、ビタミン、ミネラル等の損失を少なくしてくれます。 ・多機能鍋 蒸す・煮る・茹でる・炊く・炒める・焼く・揚げる・オーブン代わりなどあらゆる使い方ができる万能鍋です。 ・調理時間と光熱費を節約 熱回りが良い肉厚のアルミニウム合金鋳物製(フタも同等)ですので、熱効率が良く、強火で調理する必要がほとんどありません。さらに余熱調理もできるお鍋です。 ・耐久性に優れた鍋 厚手のアルミニウム一体成形鍋なので、大変強靱です。親子2代、3代でも使えるといって過言ではありません。 ・フタをフライパンに フタも厚手で平らですので、フライパンや浅型の鍋としても使えます。
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拡大 鍋内部と本体縁部。 |
拡大 ユニークなデザインの 持ち手。 |
拡大 無水効果を発揮する 本体とフタの合わせ目 |
拡大 フライパンにもなるフタ |
鍋底 | 付属の鍋つかみ 2枚付きます。 |
無水鍋20cm 無水鍋24cm |
■釜炊き鍋 ごはん道楽 羽釜で炊く美味しさを追求しました。 |