水沢繁樹氏のお話より
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして鋳型の内面に紋様捺し、肌打ちをします。これは紋様の一つ一つを職人が手で捺すところで、大変微妙なところです。例えば、アラレ紋様で2000個のブツブツを作るとします。ブツブツを作るために、単純に2000回捺せばいいというわけじゃないんです。1個を2回か3回に分けて少しずつ捺して、深さを均等にしていきます。紋様の間隔や深さなども、職人のカンです。使う道具は市販のものはないので、釜師が一つ一つ、自分で工夫して作ります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・