ガラスの種類   

<耐熱ガラス>
特長:正式には硼珪酸ガラスと呼びます。温度変化による熱膨張が少ないことが特長です。実験器具や分析器具としてつかわれるため無色透明で化学的にも安定していて比較的薄く出来ています。温度差に強く環境に強いことから産業用にも家庭用にも用途を使い分けて使われます。

用途:使用区分の表示が決められております耐熱温度差120度~400度の間で用途に合わせた温度を表示します。

例:
直火用           150℃
電子レンジ・オーブン用  120℃
熱湯用           120℃

などです。オーブン・電子レンジ用の食器やティーサーバーなどに最適です。理化学機器には欠かせない存在です。


<クリスタルガラス>
特長:ガラス原料に鉛を加えて光の屈折率を高めています。光学的に優れた機能を持ちレンズやめがねなどに使われます。食器にも高級品のイメージで色々な物が作られています。叩くとすんだ金属音がします。 

用途:耐熱性は出来あがった品物のガラスの厚みや形状で60~100℃以内です。特に底の部分や全体的に厚く出来ているものはお湯を注いで割れることも有りますので注意してください。クリスタルは比較的柔らかく傷などが付き易いので丁寧に。


並ガラス>
特長:ソーダガラスと呼ばれていますいわれは主原料のNa成分の割合が多いことからきています。飲料用の容器やタンブラーなど最も多く使われています。窓ガラスなどもこの仲間です。リサイクル化や環境ホルモンを出さない容器として適しています

用途:クリスタルガラスと同じ


<セラミックガラス>
特長:商品的には超耐熱ガラスとネーミングされています。ガラスの分子構造を結晶化することによって温度変化に伴う膨張の度合いをゼロに近づけたものです。直火で使用できます。石英ガラスはその代表です。

用途:
直火用の調理食器として安心して使えます。耐熱温度差「400℃」冷凍‐調理‐食卓食器の使い分けがひとつで出来ます。ちょっと重いのが気になります。


<その他のガラス カリガラス>
特長:工芸的に彩色や絵付けの技法を施すのに適しています。ボヘミアンガラスとして絵の具が油絵のように盛付けて有ったり金銀で彩色したり手書き風の技法が取られているのが特長的です。

用途:食器のほか科学用品や機器に使われたり宝石の模造代用品としても使われますが日常的にあまり身近に感じられません。



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