給食風アルミ食器セット&アルミランチ皿
昭和20年代~40年代だろうか?学校給食の食器といえばアルミ製が主だったと思う。アルミの食器は、学校給食の象徴的存在だった気がする。脱脂粉乳のように、毛嫌いされたものもあるが、給食は、間違いなくどれも美味しかった。そしてその美味しさ、懐かしさは、アルミの食器との組み合わせの記憶と深く結びついている。 アルミは軽く、いろいろな形に加工できる。そして重ねることができて、収納に便利。また割れることがない。さらには比較的安価である。これが学校給食に取り入れられた理由だろう。しかし欠点もある。柔らかいので、デコボコになりやすい。熱伝導が良いので、熱いものなど入れると、手や口に熱さがダイレクトに伝わる。現在では、学校給食にはあまり使われなくなったように思う。 アルミは、ある意味表面が錆びやすい。しかしその錆(酸化アルミニウム)が膜となりアルミを逆に保護する。またその膜は、赤くならない。この膜を強制的に厚くしたものが、「アルマイト」であり、耐候性が大きく向上する。アルミの鍋、ヤカン、食器等、家庭用品に多く使われている。 そして、アルミは安全性が高く、飲食用の缶等に多く使われている。またリサイクルが容易である。 ここに展示の「給食風アルミ食器セット」は、お膳等を含めたフルセットではありません。アルミの食器で食したいという、ごくささやかな思いから、簡単なセットで展示に至りました。画像では、コップをお椀代わりに使っています。スプーンは、学校給食でよく使われた先割れスプーンを用意しました。なんとなく給食の感じがだせたと思います。(これで食べると結構楽しいですよ)日常使いの食器としてみると、あまり頻度の高い使い方は、できないかもしれません。薄く軽くて、重ねられるので、アウトドアにも重宝します。 |
アルミ食器はどこか懐かしい風景。 |
給食風アルミ食器セット ランチ皿 サイズ:φ190×H20mm 材質:アルミ(アルマイト加工) コップ(手付き) 容量:200ml サイズ:φ80×H50mm 全長/110mm 先割れスプーン サイズ:全長150mm 材質:ステンレス 電子レンジでは使用できません。 国産 |
左画像 アルミランチ皿 3パートの縁部分 縁は折り返し(あざおり)になっております。 |
アルミランチ皿 3パート 材質:アルミ(蓚酸アルマイト) サイズ:305×200×H24mm 重量:160g 国産 |
上画像 アルミランチ皿 4パートの縁部分。縁は折り返し(あざおり)になっていません。 複数枚ご使用で、洗った後などに重ねた場合、折り返しになっていないので、皿どうしが、くっついてとれなくなってしまわないよう、隅の角4カ所にリベットが取り付けてあります。 |
アルミランチ皿 4パート 材質:アルミ(蓚酸アルマイト) サイズ:310×220×H30mm 重量:220g 国産 |