炭で調理

炭は、クヌギやカシなどの木を高温にていわば蒸し焼きにしものです。ガスコンロなどと違って、素材の味を最大限に引き出してくれます。おいしくなるのはガスの火との性分の違いにあります。ガスの場合には水分と炭酸ガスが含まれてますが、炭の場合は水分が含まれていません。表面がカリッと香ばしく焼き上がります。表面がすみやかに焼けて、うまみを封じ込めます。
また目に見えない遠赤外線が、内部から素材を暖めていきます。
全国燃料協会の資料によると実際の肉を調理した場合、うまみの成分が1割強、炭で調理した場合の方が優れているという結果がでているようです。但しこれは、成分のみであって、もう一つ忘れてならないのは、炭は素材に独特の香りと風味をつけてくれることです。これは、特に炭のすばらしさでしょう。
火をおこすのは少々面倒で、難しいようですが。

炭のおこし方
○まず新聞紙を用意して火をつけて、その上に割り箸を乗せます。
○割り箸に火を付け、しばらく燃えているあいだに、これを種火にして、細かく砕いた炭を入れ、火をしっかり移します。
○うちわであおぎ風を送ります。

また火おこし器を使用すれば簡単に火が起こせます。


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