味噌汁 毎日食べなきゃいられない

 僕はテレビの料理番組をよく見る。ある番組の中でちょっと変わった「味噌汁」の調理をやっていた。それがあまりにもおいしそうだったので頭の中に留めておいた。
 
 テレビでの味噌汁の調理前にアジの刺身が登場した。このアジの調理と味噌汁の作り方には関係がある。アジを3枚におろした残りの頭、身の付いた骨などを味噌汁のダシとして、鰹節の代わりに使うということなのだ。もちろん鰹節でいいわけだが、このテレビでの場合は、素材を十分に使い尽くすという極めていい例として重要なのだ。(こういうやり方があるのか!驚き)
 
 材料は、上記のアジをさばいた残りの骨と身、ナス、ピーマン、ミョウガ、味噌(赤だし)、味噌(八丁味噌)。
 まずはアジや野菜をアミで焼いた。焼いたアジは、沸騰した鍋に入れダシとなる。それだけでも美味そうなこと。もちろんダシとなったアジは取り出す。味噌は、赤だし6対八丁味噌4。これは全て八丁味噌でもいいのだろうが、八丁味噌はくせがある。私はこの少し苦みのある、そして酸味のある味噌が大好物で、ちょっと下品だが、ご飯にかけて食べる。最高に美味だ。ただ子供達が嫌がるのであまり作ってもらえない。話がそれたが、最後は、お椀に焼いたナス、ピーマン、ミョウガをいれ、その上から先ほどの味噌汁を注ぐ。味噌汁の具に味噌が染み込まない調理の仕方だ。この、上から注ぐのがいい。しかしピーマンを入れるとは面白い。いろいろな野菜で試せそうだ。(作り方の記憶違いがあったらごめんなさい)
 
 わが家では、ダシに煮干しを使っている。顆粒のダシの素などと比べるとずっとうまい。子供の頃は、これを取り出さずに一緒に食べさせられた。今は取りでしているが、時々取り残された物が口にはいるのが、またいい。

味噌汁は毎日欠かさない。こんなに飽きのこないものは他にない。
NHK今日の料理 参照 
味噌 成人病、慢性病、ガン対策に絶好
味噌は胃ガン、乳ガン、皮膚ガンをはじめ、全てのガンに有効。特に肝臓ガンの抑制効果があることが広島大学の研究で明らかにされた。大豆に含まれるトリプシンインヒビターという成分が関わっていると言われる。
またコレステロールを低下させたり、動脈硬化を防ぐ効果、そして鉄分・カルシウムの補給もしてくれる。
塩分摂取が心配という人もいるが、塩分の1日の許容量10gと言われる中で、味噌汁1杯塩分は約1.5g。誤解されている面がある。心配な場合は、味噌の具にナトリウムを排出させる働きのあるカリウムを多く含んだ食物繊維の多い具を入れるといい。根菜類と緑黄野菜の具が理想的。

味噌汁の効能にはまだまだ不思議なことが多い。
1口メモ
家族で食べる時間に差があるときは具とお味噌を溶いたダシ汁を別にしておいて、食べるときに合わせて火にかけるといい。
おばちゃんの台所秘伝 小学館 参照