粋で簡単まかない料理

 

テレビを見ていたら料理屋、レストランの厨房で働いている方の食事の特集をやっていた。忙しい中での調理、食事なので、短時間に作れて、簡単に食せ、余った材料などを利用できる、そういう料理が要求される。だから調理も後かたづけも楽にということもあって、どんぶり物が、多いようだ。またおいしいし。そしてそういう献立の中でも美味しすぎて、このままではもったいないということで、お客さんのメニューとして追加されたものもあるようだ。
 そんなテレビを見たことも忘れていたある日、夕食の食卓にスパーで買ってきたアジのたたきがおかれていた。私の大好物でこれで日本酒をやるのが大好きなのだが、その時ふとテレビのことがひらめいた。そして家族に「今から僕が一品つくるから」と言った。僕は大根の「つま」は食べない。それでこれが利用できるとその時思ったのだ。

材料:
●あじのたたき「最初から細かく切ってあるもの」
(もちろん自分でさばいたら最高だが)
●一緒に添えてある大根のつま
●青ジソ 数枚
●キュウリ
●ネギ (たたきにネギも付いているでしょうがそれと別に)
●ショウガ
                   材料は以上です。

作り方:
まず大根のつまを水で洗い2~3cmの長さに切る。よく水を切る。
シソはみじん切りに。キュウリはできるだけ細い千切りに 長さも短めに。
ネギは細かく切る。
ショウガを適当にすりおろす。

これで用意ができた。後はボールに全て入れて、醤油をかけてかき回す。
そしてどんぶりに温かいごはんを入れて、これを上にのせて出来上がり。
アジと野菜のシャキシャキ感とショウガ、醤油が、口の中でごはんと混じって最高。
これだとつまをすてることがない。栄養的にバランスがとれている。

どんぶりってすばらしい日本の食文化だと思う。ごはんの上におかずをのっけて食べるとお互いの味が引き立てあって別の料理になってしまうようだ。また「炊いたお米」が大げさでなく世界で最もおいしい食べ物であるからだろう。のっけると言えば、僕はふと小学校時代を思い出した。女の子2人とお弁当を食べていた。1人の女の子はすごいごちそう。もう1人は、炒り卵をごはんの上にのせただけの質素な弁当。しかし楕円形の弁当箱の全面に細かく綺麗に敷き詰められた几帳面な炒り卵と、食べるときそこから顔をだす白いごはんがすごく美味しそうで、お弁当を見るとその時のことを今でも思い出すのだ。(子供ながらにすごく愛情のある弁当に思えてしまった。)
ちょっと話がそれてしまった。

しかしこの料理簡単すぎないかなぁ 
ページに載せるか最終行へきて、悩んでしまった。